鼻再手術

皮膚が薄い場合は高さがあるプロテーゼを使用すると不自然に見えたり、プロテーゼが透けて見える可能性が大きいです。比較的高さが低いプロテーゼを自然に入れるのが望ましく、自己真皮脂肪を長く採取してプロテーゼの代わりに使用したり、側頭筋膜のような自己組織でプロテーゼを包んでから行ったりします。最近は人造真皮で作ったプロテーゼを使用しますが、手術後のプロテーゼがないかように皮膚が厚くなり、高さも出てプロテーゼ による副作用を最小化できます。自己真皮、側頭筋膜、人造真皮などを使用した場合、価格が少しずつ変わることがあります。

鷲鼻は、鼻筋の突き出た部分をなめらかにすることが大切です。そこまで鷲鼻がひどくなく、より高い鼻筋を望まない場合は、プロテーゼなしで出っ張った鼻骨と軟骨を少し削って矯正することもできます。しかし鷲鼻がひどい場合は鼻骨と軟骨の形を全体的に改善する手術が必要です。さらに鼻が低いとプロテーゼや自家組織を挿入して鼻の高さも出さなければなりません。自家軟骨で鼻先を上げると取り除く量も減って、なめらかで尖った鼻のラインを作るのに役立ちます。

鼻炎はアレルギー性の病気ですので手術直後は多少影響があるかもしれませんが、時間が経てば良くもも悪化もない本来のままです。ただ、構造的に鼻中隔湾曲や旋盤肥厚などがある場合、鼻炎で粘膜が少し腫れただけで鼻が詰まって蓄膿症などの問題が生じることがあります。もちろん鼻手術の際には美的な部分だけでなく、機能的な問題まで分析して一緒に解決することを基本としておりますので、手術後の鼻炎症状は普通は緩和します。

通常は1ヵ月後を推奨して、早ければ手術直後から着用できますが、なるべく重すぎない眼鏡にして下さい。メガネの脚の形によってプロテーゼ に大きな影響を与える場合と、あまり影響を与えない場合があります。固定を当てている上から眼鏡をかけるには全く問題ありませんが、固定を外した後も腫れや、鼻の固定を押すと軽い痛み、痕がつく以外には手術結果にほとんど影響を与えません。重い眼鏡は避けた方が良いですが、必ずかけなければならない時に手術結果が悪くなることを心配する必要はありません。